ブレーブスの一巡目指名はRyan Cusick!!
あれ〜、開催地がおかしい気がしますね。
本日はMLBドラフト初日、1巡目の指名がありました。昨年の時点ではKumar Rockerレースとまで称された全体1位争いでしたが、彼の球速低下や高校生遊撃手たちの台頭もあり、混沌の中始まった今季のドラフト。全体1位でパイレーツが指名したのは、Henry Davis。大学生の捕手でした。
今回のドラフトのハイライト
1位指名のDavisは打撃が魅力の捕手。選球眼とパワーで多くのハードヒットを飛ばします。肩が強く盗塁阻止能力は評価されていました。パイレーツの投手育成にあまり良いイメージがないので野手に行くと予想していました。あと、パイレーツは投手なら長身を好む傾向があるので、Jack Leiterの線はあまり無かったように思います。あまりにも捕手のプロスペクトがいない、そこに優秀な捕手の選手がいるとなればパイレーツの指名は間違えていないと言えそうです。
私がブレーブスが指名する可能性があるとあげていたMcGreevyはSTLに、BednerはSFにそれぞれ指名されています。特にBednerは2020シーズンで投げなかったため、リスキーな指名と予想していましたが、かなり高順位の指名となりました。McGreevyに関しては残っていればラッキーという感じだったので、まぁ妥当でしょう。
今ドラフト一番のサプライズはエンゼルスの指名だと思っています。全体9位指名で、球速が低下したとはいえ完成度の高いRockerの指名が予想されました。彼が残っているパターンを予想していなかったのかもしれませんが、少なくともリリーフタイプであるBachmanの指名は上位の指名であることを考えると、ベストな選択ではなかったのかもしれません。
ブレーブスの指名
Ryan Cusick (ウェイクフォレスト大学)
やはり、大卒投手でした。前回の記事の通り二遊間のプロスペクトが少ないので、遊撃手の可能性もあると思いましたが、普通の指名でした。最速で102マイルの速球に縦のスライダーが武器。チェンジアップも投げますが現状では投げない方が良いレベル。スライダーはキレが良く、奪三振能力が高いです。映像を見る限り好不調が速球に顕著に現れています。素材型のようですが、ブレーブスは勝負期の近くにある球団なので、トレードの弾になる可能性もあると思います。先発としての育成に失敗したなら、リリーフとしての育成の算段があるのかもしれません。