すとらいだー #ATLBraves

MLB,特にブレーブスについてのトピックを不定期投稿

輝きを放つCLEの守護者たち

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2016年にワールドチャンピオンまであと1勝まで迫ったインディアンス。その後2020年まで毎年プレーオフに進みながらもDSなどで敗戦。現在は資金難の影響で主力の放出が続き、さすがに弱体化。ホセ・ラミレスのFAも近づき再建街道を突っ走る中、今なお黄金期と同レベルの質を誇る投手陣を誇ります。クルーバー、クレビンジャーにカラスコの先発陣に、ブラッドハンドやアダムシンバーなどのリリーフも放出。ビーバーも放出の可能性がある中、若手のローテPもリリーバーも安定した成績を残しており、打撃陣を介護しています。彼らはどのようにして投手を生み出しているのでしょうか?

 

①実はみんな似ている先発陣?カット系を増やせ!

ビーバーがILから帰ってこない中、シバーリがエース級、プリーサックやクアントリル、マッケンジーもローテを回しています。100マイルピッチャーでもなく、球速は平均くらいの彼らですが投球の多くをファストボール系で占めています。そのファストボールの40%ほどをカット系で占めています。この傾向は放出されたクルーバーやカラスコ、ILのビーバーにも見られる傾向です。

 

②カット+カーブorカット+チェンジアップの組み合わせ

どこかの小俣○キが言っている球種の組み合わせです。シバーリやプリーサックはこの2球種を活用し、グラウンドボーラーとして機能しています。ビーバーやマッケンジー、カリンチャクは大きなカーブを活用し、三振を量産。特にインディアンスのピッチャーは縦に大きなカーブを使います。マッケンジーはERAはよくないものの、xWOBAは優秀で運がない印象。

 

③上手いフィールディング

前述の中のチェンジアップを多く使う型の投手に多く見られる傾向。カラスコやプリーサックはUZRがかなり優秀。プリーサックはチェンジアップの質を上げれば、次世代のグレインキーになれるのか。

 

④FA前に全部売る!バリューの動きを見極めろ!

ここからはピッチングではなく、人事の話。ここ数年で、バウアー、クルーバー、カラスコ、クレビンジャーを放出。2番手以上のパフォーマンスが可能で、長くの保有があるタイミングで放出。対価を大きくし、そこでとったピッチャーを①②で改造してもう一度転売。マーケットが小さいだけに、大きなトレードツリーが続いていたりとこの方式を続けています。

 

インディアンスは資金難。ハンドのバイアウトを節約するためにウェーバーにかけるなど必死。リンドアのような救世主が現れるまでは我慢の切り売りが続くかもしれません